AKARIYA
看板の蛍光灯
高所の看板の中の蛍光灯…10,000時間程度で交換時期になりますが、
高所作業車を出してもらっての作業となりますと、交換の蛍光灯代は2,000円で
作業代が20,000円…なんてことがよくあります。
LEDの蛍光灯タイプですと、寿命が50,000時間なので、それだけで交換作業4回分が節約できます。
また、蛍光灯の切れる前のチカチカも起きず、見苦しくなることもありません。
50,000時間というと、毎日夕方18時から24時まで6時間点灯するとして、22.8年になります。
球切れが早いような気がする
100V規格の白熱球に105Vの電圧がかかると、寿命は半分になります。
球切れが早く感じるときは、とりあえずは110V規格に変えてみましょう。
ハロゲンの場合は、高電圧での寿命短縮は30%程度です。
むしろ、振動の多い場所、寒暖の激しい場所などが問題です。
LED灯の場合は、電圧や振動、温度変化の影響を受けにくいので、このような場所に最適です。
低温倉庫・冷凍庫
低温倉庫や特に冷凍庫の照明には殆ど白熱球が使われていますが、冷房装置の出す
電磁波により白熱球の寿命は極端に短くなります。
-40℃の冷凍庫ですと、1,000時間の定格寿命のものが100~200時間にまで短くなり
球代が非常にかさむ原因になっています。
また、白熱球は熱を多く出すので、それを冷やすのに電気を使用し、結局60wの白熱球を
冷凍庫につけると、120wはかかると考えてください。
低温では蛍光灯は点灯しませんので、LED灯が最適です。
LED灯の使用環境は、-20~70℃ですが、24時間常時点灯なら-40℃でも使用可能です。
有機ELかLEDか
次世代照明として、有機ELとLEDはどちらがいいの?今LED照明にしていいの?
という疑問もあるかと思います。
かつてのVHSとβ戦争(20年程も昔の話ですが)を想像されるかたもおられるでしょうが、
現時点では圧倒的にLEDがリードしています。有機ELはLEDより3倍程度電力が必要で、
寿命も10分の1程度です。
つまり、ランニングコストと耐久性の点で圧倒的にLEDが勝っています。
LEDの勝ち(^ ^)/
トイレにLEDは向かない?
4人家族で1日30分トイレをつかうとして、LED灯は何年もつのか?
… LED灯の寿命50,000時間÷0.5時間÷365日=274年!!
孫子の代どころか、はるか10世代はつかえます。江戸幕府15代265年よりも長い!もっと長時間点灯する場所に
使った方がいいですね。
せめて30年で使い切るとして、一日平均何時間使えるか?
… LED灯の寿命50,000時間÷30年÷365日=4.56時間
LED販売会社としては、言いたくないですが… 点灯時間1日4時間以下の照明には不向きです。
もちろん二酸化炭素削減に貢献したいなら、話はべつです。どんどん変えましょう!
省エネじゃない通常タイプの蛍光灯はなぜ売れる?
グロー式とラビット式の1波長型には、10%ほど省エネになるタイプと、
通常通りの電力消費のタイプがあります。
たとえば40w蛍光灯では36wになるのと40wままのものがあるといった具合です。
色合いや寿命、価格などは全く変わりません。40wと36wの差は馬鹿にはなりません。
寿命が12,000時間なので、その蛍光灯1本が切れるまでの電気代の差額は・・・
12,000(時間) × 4w × 0.024(¥/w) = 1,152円!
不思議なのは、わざわざ省エネタイプでない通常タイプを買う人がいること。
さらには、省エネでないタイプを何故メーカーは作り続けているのか?どなたかご存知ないですか?
省エネ具体策
思いつくままに書いてみます。
断熱性能の高いビル・家屋の建設・・・特にガラス壁面ビル、引き合いに出して
申し訳ないのですが東京有楽町の東京国際フォーラムなどは最悪で、
夏の熱気は中に入って冷房費用がかさみ、冬の暖房暖気は外に逃げます。
おまけに冬の暖房費用は高い天井付近を暖めるのに相当かかっているはずです。
対策としては中仕切りのガラス天井を作るくらいでしょうか。
商店開店時間の制限・・・時間延長競争の行きすぎ。制限設ければみんな平等
宅配便の翌日配達の禁止・・・小ロット発注の行きすぎ。物流の不経済
誇大包装の禁止・マイバックなどの推進
太陽熱温水器の設置・・・朝日ソーラーの悪いイメージがありますが、太平洋側では最高!
一般家庭では6㎡の機器でOK。ちなみに設置角度は冬場の集光を考えて63度が最適。
90度の壁面設置でも冬場を除いて使用できます。
白熱電球の禁止・・・「環境先進国ドイツのホテルには、もはや白熱電球はない」
「2007年1月、カリフォルニア州議会に白熱電球の販売禁止法案が提出された」
(販売禁止は行き過ぎとして、法案は取り下げられましたが・・・)
日本でも2008年4月に、白熱球の製造中止が政府からの要請として電気業界に出されました。
夏時間の導入・・・
電力削減に効果あります。ただいま政府内で検討中です。
車の燃費向上・・・
エコドライブ(急発進・急停車しない)・エコタイヤ(燃費が伸びるタイヤ)・
燃料添加剤・ハイブリッドカーの導入促進・マニュアル車の復活・・・など
3波長型蛍光灯の特徴
1波長 波長分布
3波長 波長分布
3波長域発光型蛍光灯は、人間の目が色を良く感じる反応の強い
青(波長450nm)・緑(540nm)・赤(610nm)
の波長に光を集中させた蛍光灯で、明るさの感覚を増し、演色性を高めると言われています。
3波長型は店舗や外来者の入る場所に多く使われており、事務所・工場・バックヤードでは
1波長型で充分と言えます。
蛍光灯を点けたり消したり
蛍光灯を点けると点灯する瞬間の高電圧により、1回あたり1時間から1時間半程度寿命が縮まります。
節約する電気代と比べて、どのくらいの時間不要なら消した方が得なのか、40wの蛍光灯で
計算してみましょう。
1回あたりの寿命短縮時間を75分(1.25時間)とすると、1回あたりの蛍光灯消耗コストは…
ラビット式1波長:FLR40S/37の価格\228÷定格寿命12,000時間×1.25時間=0.0195円
ラビット式3波長:FLR40SEX/37の価格\680÷定格寿命12,000時間×1.25時間=0.0581円
電気料金を1kwh=\24とすると、上の金額が何分・何秒に相当するかと言えば…
ラビット式1波長:60分÷24円×0.037×0.0195円=0.0018分=0.1082秒
ラビット式3波長:60分÷24円×0.037×0.0581円=0.0054分=0.3225秒
結論:1秒でも使わない蛍光灯は消した方がお得です。
蛍光灯のメーカー別の実勢販売価格の差
市場価格は、日立・東芝=安い、三菱=やや安い、松下=高い(概ね日立の25%高)
どのメーカーの照明器具であっても、どのメーカーの蛍光灯も使えます。
ましてや、性能の差もなく、タバコのように味の差も無いのに(光の差もないのに)
どうして松下が高く売れるのかさっぱりわかりません。
灯り屋では、基本的にもっともコストパフォーマンスが良い日立製品を中心にご案内しています。
松下さん、ごめんなさい。でも本当の話ですし、お許し下さい…
グロー式とラビット式の蛍光灯
点灯する際に小さなランプが(グローランプ)ちかちかして点灯するのがグロー式です。
電子制御ですぐに点灯するのがラビット式です。ラビット式の蛍光管は、グロー式でも使えます。
なので、グロー式の器具に不必要に少々高いラビット式を取り付けている会社・店舗・工場が
多くあります。逆にグロー式の蛍光管は、ラビット式には使えません。
このため、「40wの蛍光灯ください」と言われたら、どちらか確認せずにとりあえず
ラビット式を届ける電気屋さんがいそうです。
他の方式としてインバータ式があります。
インバータ式とは半導体によって高周波を発生させ蛍光ランプを点灯させるものです。
従来のラピッド式やグロー式よりも省電力でちらつきが少なくなっています。
色温度による蛍光灯の価格差
1波長型の蛍光管の場合、色温度5000度の昼白色の蛍光管の価格が、他の色温度のものより、
4%~16%高い(メーカーにより異なります)のは何故か?3波長式の場合は、
色温度による価格差はありません。
答え・・・わかりません。どなたかご存知ないですか?
買い方としては、特にNである必要がある場合以外は、色温度4200度のW(白色)、
または6700度のD(昼光色)、を買いましょう
色温度ってなんでしょう?
真っ黒な炭が燃えると(温度が上がると)赤くなります。
実際の炭ではありえませんが、さらに温度が上がる段々白くなっていきます。
空の星も赤い星は温度が低く、白い星は温度が高い…
このように、「理想的な黒体が温度によって発する光」を色温度といい、単位はK(ケルビン)を用います。
照明灯の色温度は次のように分かれています。
色記号
色温度
呼び方
備考
なし
2,850K
一部のハロゲンの色
L
3,000K
電球色
ほとんどのハロゲン灯の色
LW
3,200K
WW
3,500K
温白色、ウォームホワイト
W
4,200K
白色
N
5,000K
昼白色
NW
5,200K
D
6,700K
昼光色
病院照明に多い
CW
7,200K
クールホワイト
マイナスイオン蛍光灯・マイナスイオン発生器
☆マイナスイオン蛍光灯
発生したマイナスイオンに、電気的に空中の微粒子を吸着・降下させることにより、
空気清浄機的な役割が期待できます。
タバコの煙、春先には花粉、掃除機がまきあげたホコリ、トイレの臭いなどに効果があります。
たとえば、喫煙コーナーに集煙機を入れると70~100万円かかりますが、
これを使えば3万円くらいで空気清浄が出来ます。
蛍光灯タイプ。左から白熱球90w相当(消費電力18w)、200w相当(同40w)、325w相当(同65w)で、
ゲームセンター・飲食店・美容院・病院・ゴミ処理工場・ペットショップなどにも面白いです。
☆マイナスイオン発生器
単に「マイナスイオン発生器」で、何と消費電力は0.5w!まるまる1年間点けっぱなしでも、
電気代は年間わずか100円です。寿命も10,000時間と長いのですが、難点は!
いつ切れたのかわからないこと・・・
補助金制度
経済産業省・環境省などから、省エネ機器の購入に際しての補助金がでる制度が、
そろそろ具体化しそうな雰囲気ですが、現在のところは、残念ながら補助金制度はありません。
光に関する単位
光束(ルーメン/lm): ランプから1秒間に放射される光の量
ランプのエネルギー効率を表すのには、lm/w が用いられる。
光度(カンデラ/cd): ある方向の単位立方角内に放出される光の量
照度(ルクス/lx) : 光を受ける対象面の明るさ
色温度(ケルビン/k): 光の色合いを数値表示したもの
電球色2700k(L)・・・・・・電球色
温白色3500k(WW)・・・・・・温白色
白色4100k(W)・・・・・・白色
昼白色5000k(N)・・・・・・昼白色
昼光色6700k(D)・・・・・・昼光色
電球・蛍光灯には、L/N/Dの3種類用意されているものが多い。
メーカーにより多少の色合いの差がある。
二酸化炭素排出係数
電力1kwを作るにあたり、排出される二酸化炭素の重量。電力事業者毎に異なり、
水力・原子力・風力発電などの割合が大きいほど低くなる。日本で一番高いのが、
発電のほとんどを火力発電に頼っている沖縄電力である。この格差を補正するために、
環境省は統一値として0.555kg/kwの使用を指導している。
電力事業者は毎年実績を公開しなければならない。
二酸化炭素削減目標
経団連の呼びかけで、各工業団体が1990年度比での自主目標値を設定している。
これらの団体に所属している企業は個別の削減目標が割当られている可能性が高く、
節電提案営業対象でもある。
日本ガス協会59%, 日本電線工業会26%, 日本衛生設備機器工業会25%, 板硝子協会21%,
日本化学工業協会20%, 日本製紙連合会20%, 日本伸銅協会14%, 石油連盟13%, 定期航空協会12%,
日本アルミニウム協会11%, 石灰製造工業会8%, 日本ゴム協会6%, セメント協会4%
電気安全環境研究所
電気製品の安全性を試験して、安全性を認証する機関。
今回販売する蛍光灯各種は、この安全性認証を取得しています。
「怪しい中国製品」ではありません(そういうものも多いようです・・・)
電圧と明るさと寿命
日本の電圧は100Vを標準としていますが、変電所との距離や経路の関係で95V~107Vの範囲で
バラツキがあります。そのため日本の各メーカーの電灯・蛍光灯などには100V用と110V用の
2種類があります。
電圧が高い(101V以上)の場所で100V用を使用すると、明るさを増すかわりに寿命は短くなります。
逆に、電圧が低い場所で110V用を使用すると、暗くなるかわりに寿命は伸びます。その影響は、
電球がもっとも顕著で、次にハロゲン、蛍光灯は一番影響が少ない部類です。
使用電球
電源電圧変動の影響
一般電球
・電圧が高いと明るさは増すが寿命は極端に短くなる
・電圧が低いと明るさは減るが寿命は極端に長くなる
電圧
90%
95%
100%
105%
110%
明るさ
70%
85%
100%
120%
140%
寿命
350%
200%
50%
30%
蛍光灯
・一般電球やハロゲン球に比べて電圧変動の影響は受け難い
電圧
90%
95%
100%
105%
110%
明るさ
90%
95%
100%
105%
110%
寿命
95%
100%
93%
80%
ハロゲンランプ
・電圧が高いと明るさは増すが寿命は極端に短くなる
・電圧が低いと明るさは減るが寿命は極端に長くなる
電圧
90%
95%
100%
105%
110%
明るさ
75%
85%
100%
115%
145%
寿命
230%
150%
70%
45%
定格寿命
電球・蛍光灯の寿命のカタログ値は、「半分のものが切れる時間」という定格寿命で表されています。
つまり、寿命1000時間の電球は、1000時間経過した時には、半分は切れています。
品種により残存率曲線は違いますが、おおむね寿命の50%経過時点で5%、80%経過時点で
20%は切れるものと考えてください。
チーム・マイナス6%
京都議定書による温室効果ガス排出量6%の削減を目指す国民プロジェクト。
環境省が運営しており、誰でも参加できます。会費などはありません。
参加宣言されている企業は、営業目標であるとも言えるかもしれません。
税制との関連
今までの税務会計基準では、電球・蛍光灯は当然のように消耗品で損金扱い。
単価の高いものがなかったので当然ですが、1個20万円を超えるLED灯はどうなるのか?
前例も通達もないので、当面は税務署ごとに扱いは異なってくるものと思われます。
LED灯を19万円程度にし、残りを工事費などの名目にするなどして、損金処理できるのでしたら、
黒字企業にとっては大きな節税商品になり採用の大きな動機付けになります。
但し、この利点は、購買担当者レベルでは理解されにくいです。
照度基準
労働安全衛生法23条・同規則604条では、精密な作業で300lx以上、通常作業で150lx以上、
倉庫などの作業で70lx以上となっている。
照明灯の種類と特徴
<<< 一般電球 >>>
長所:低価格
短所:短寿命・エネルギー効率が悪い
種別
シリカ球
レフランプ
クリプトン球
シャンデリア球
定 格 寿 命
価 格 目 安
種類(口金:W数)
1000時間
80~100円
E26 : 40w、60w、80w
1500時間
150~300円
E17 : 22w、40w、45w、50w
E26 : 38w、57w、95w
2000時間
180~250円
W17Φ35 : 22w、36w、54w
W17Φ45 : 68w、90w
その他備考
充填ガス:アルゴンガス
充填ガス:クリプトンガス
透明タイプあり
用途シャンデリア用
<<< ハロゲン灯 >>>
長所:比較的狭い空間のスポット照明・鮮やかさが出る
短所:エネルギー効率が悪い
J/JD/JCタイプは直接手で触れると、手の油が表面に付着して失透現象で寿命が短くなりるので
取り扱いに注意が必要である。さらに、非常にデリケートが電球で、例えば
「アトラクションの太鼓の振動」や「冷暖房機器の付近など気温の急な変化のある場所」などでも短寿命になる
種別
汎用ハロゲン
特殊ハロゲン
ビーム球
定 格 寿 命
価 格 目 安
種類(口金:W数)
2000時間
700~1000円
110V用・12V用がある
2000時間
1500~3000円
R7s : 150w、300w、500w
2000時間
1200~1400円
E26 : 60w、75w、100w、150w
その他備考
充填ガス:ハロゲンガス
用途:スポット照明、商品照明
充填ガス:ハロゲンガス
用途:投光用
充填ガス:ハロゲンガス
用途:普通看板の照明
<<< HIDランプ >>>
長寿命・高価格・エネルギー効率はまあまあ。
--- 水銀灯 ---
水銀蒸気中のアーク放電による。充填ガスはアルゴン。街灯・体育館
照明・駐車場照明・グラウンド照明などに多い。
--- メタルハライドランプ ---
水銀とヨウ化ナトリウムなどのハロゲン化金属(メタルハライド)の
混合蒸気中のアーク放電による。充填ガスはアルゴン
--- 高圧ナトリウム灯 ---
ナトリウム蒸気中のアーク放電による。充填ガスはアルゴン・ネオン。
低圧のものはオレンジ色単色で、ガソリンスタンドやトンネル・国道照明などに多い。
既存の実用照明具の中では、もっともエネルギー効率が高い。
<<< 蛍光灯 >>>
長所:長寿命・低価格・エネルギー効率はまぁまぁ
短所:人体に有害な水銀を含んでいる為、廃棄物としても特別扱いしなければならない。
種別
直管蛍光灯
コンパクト型P
コンパクト型3U
コンパクト型S
定 格 寿 命
価 格 目 安
種類(口金:W数)
8000時間
450~600円
20w、40w、110w
6000時間
1300~1600円
27w
8000時間
1300~1600円
32w、42w
8000時間
800~1000円
3w、5w、7w、13w、20w
備考
一般電球置換用
蛍光灯反射板
蛍光灯に簡単に取り付けられて、照度が大幅に向上します。
照度の向上割合は、現在の器具の傘の形状によって異なりますが、
一昔前に一般的であった山形の傘の場合で、1.9倍くらいになります。
参考売価(メーカー設定定価)\2,800、仕切価格\1,800でご提供しております。
殆ど同等品が住友3M・NECなどの一部有名メーカーからは\6,300~\8,400で発売されています。
もちろん、灯り屋でも好評ぉ~!取り扱い中!
蛍光灯
寿命は一般にワット数が大きいほど長く、6,000~12,000時間であるが、1回入り切りする毎に
1時間から1時間半寿命が縮まる。
電圧安定器の方式や器具メーカーの違いにより、蛍光灯タイプLED灯の使用可否が、
細かくわかれることが予想されます。使用に適さない場合の問題点は、LED球のショート(切れ)や、
器具の発熱などが考えられます。
< 器具メーカー >
ナショナル・三菱・東芝・コイズミ・NEC・遠藤など
< 点灯方式 >
手動式:
昔の器具や、小型の器具に多い。スイッチをしばらく押したり引いたりする。
グロー式(点灯管式)/FL:
点灯管の放電により、安定器に電流を流す。省エネタイプ(40W→36Wなど)の蛍光灯を使うのは
最悪、安定器からの発火を招き、好ましくない。
ラビットスターター式/FLR:
磁気漏れ変圧器で始動する。大きな変圧器が必要。Hf管を使うと、過熱の危険がある。
インバータ式(高周波点灯式)/Hf,FHF:インバータ装置で高周波の交流電力に変換する。
口金について
照明ランプの口金には色々な形状とサイズがありますが、普通の家庭用白熱球はE26。
26はねじ込みの直径が26mmということで、先ずはこれだけでも営業できます。
ちなみに、「E」は「エジソンベース」。「エジソンが作ったねじ込み式の口金タイプ」
という意味でつけられた記号です。
電球の選択では、口金に気をつけなければなりません。
詳しくは「電球と蛍光灯の話」で講釈をたれております。
エネルギー変換比率
「だいたいこんなものかなー」です。
可視光に変換されている率。 熱放射に変換されている率に注意して
見てください。効率の良し悪しが解ります
赤外線放射
可視光線
紫外線放射
*絵画など劣化
*虫集め効果
熱放射
水銀灯
60%
15%
10%
15%
蛍光灯
25%
30%
1%
44%
LED灯
0%
92%
0%
9%
ESCO(エスコ)事業
Energy Survice COmpany :電気代・水道代などの省エネ提案などを行い、
削減額の一定割合(例えば50%)を数年間受け取るビジネスモデル。
冷暖房装置の改善・電力契約方式の見直しなどが主力で、有名どころでは、省電社などがある。
現状の電力契約種別が適正かどうか見直すだけのものなら、ユーザーの同意書ひとつで、
簡単に収益があがる(可能性40%)ビジネスです。
電気代の計算式
60wの電球を毎日12時間、1年間点けると・・・
年間の消費電力は・・・60w×12h×365=262,800w=262.8kw
一般家庭や小規模事業所では概ね23円/kwなので
262.8×23=6,044円
大規模店舗・事業所では概ね\16/kwなので
262.8×16=4,205円
200V250wの水銀灯を毎日12時間、1年間点けると・・・
年間の消費電力は・・・250w×12h×365=1,095,000w=1,095kw
一般家庭や小規模事業所では概ね23円/kwなので
1,095×23=25,185円
大規模店舗・事業所では概ね\16/kwなので、
1,095×16=17,520円
※実際は100Vから200Vに電圧をあげるトランスが別途500w~1000w程度電気を使います。
LED灯の特徴
現在供給できるLED灯は・・・
一般電球タイプ(40w/60w相当)
水銀灯タイプ(200V250w相当)下図④
街路灯タイプ(太陽光パネル付40w相当常夜灯)
尚、開発予定のLED灯は・・・
直管蛍光灯タイプ(20w/40w相当)
①省電力 60w白熱球→3.6w 40w蛍光灯→19w 250w水銀灯→45w
電気代が劇的に下がり、LED灯導入の大きな動機になります。
②長寿命 50,000時間から100,000時間
特に、高い所・交換が困難な所の照明では、交換のための足場組みや工事
の費用が馬鹿になりません。蛍光灯に比べて、交換サイクルは7~8倍に伸びます。
また、LEDはそもそも半導体ですので、ON/OFFによる劣化はありません。
③発熱が少ない 蛾やカブトムシなどは可視光線でなくて紫外線に反応して集まります。
この為、LED灯は「虫を引き寄せにくい灯り」であると言えます。
食品工場・塗装工場・街灯・低温倉庫内の照明などに適しています。
④一発に切れない LED灯は「直列にならべたLED球のブロック」をいくつか持っています。
下の写真のLED灯はLED球を90個使用しており、18個の直列ブロック5つで構成されています。
どれかのLED球が切れると、この「直列にならべたLED球のブロック」部分は発光しなくなります
が、残りの部分は生きています。この為、白熱球のように一発で切れたり、蛍光灯の通電不良の
チカチカが起きず、人の判断で交換のタイミングを決められます。
⑤多くの色の灯りがある R(赤)G(緑)B(青)のLEDを組み込むことにより、いろんな色の灯りが
できます。
⑥色調の変化をつけられる RGBのLEDを両端に組み込んだLEDファイバー管なら、
1本でいろんな色を表現できます。
⑦現在の器具そのまま使用できる 調光回路には使えません(取り外す必要があります)が、
現在の器具そのままで利用できます。
⑧高価格・・・です
⑨税務の話し・・・今までの税務会計基準では、電球・蛍光灯は当然のように消耗品で損金扱いでした。
単価の高いものがなかったので当然ですが、1個20万円を超えるLED灯はどうなるのでしょうか?
前例も通達 もないので、当面は税務署ごとに扱いは異なってくるものと思われます。
もし損金処理できるのでしたら、黒字企業にとっては大きな節税商品になります。
二酸化炭素排出1トン相当
単純計算で日本国民1人が34日で出す二酸化炭素が1トン
(年間総量13億6400万トン÷1億2687万人=10.75トン/年人)
電力使用1,802kwで1トン排出 (0.555kg/kw)
紙の製造過程で出る二酸化炭素でみると、紙300kgで1トン排出
ガソリン431ℓを燃やして出る二酸化炭素が1トン (2.32kg/ℓ)
葉の面積が1㎡の若木286本が1年間で吸収する二酸化炭素が1トン (3.5kg/㎡年本)
CCS技術
Carbon Capture ans Storage:二酸化炭素を回収・分離して、地中や海中に貯蔵する技術
①油田・天然ガス田などに注入して、石油などを多く採取するという一石二鳥の方式で、EORと略する。
一部実施中ではあるが、特に天然ガス田では、注入した二酸化炭素をまた採取する
ということになり、結局天然ガスの単位熱量は低下していきます。また、二酸化炭素1トンを
処理するのに、8,000円ほどのコストがかかり、処理のためのエネルギー消費で新たに300kgほどの
二酸化炭素が発生するようです。結局差し引き700kgの二酸化炭素処理に8,000円かかる!
②地下水に注入
③海底下地層貯留
④深海貯留
などがありますが、②③④は可能性が検討されている段階で、実用化の目処は立っていません。
2007年10月に環境省が、新潟県の天然ガス田に二酸化炭素を貯蔵する試験の、予算請求をすると
発表しました。10万トンを貯蔵するのになんと20億円!!日本の排出量のたった39分分の処理に
20億円!!「そんなことに金を掛けずに、省エネ型の照明を使いましょうよ!」と言いたいですね・・・
京都議定書
1997年12月に地球温暖化防止京都会議で議決した議定書。二酸化炭素を排出しまくっているアメリカ合衆国と中国は締結していません。(その後アメリカ合衆国は、2050年に半減する数値目標設定を表明しました)
第一拘束期間(2008~21012年)の日本の目標値
基準年である1990年の排出量12億6100万トンのマイナス6%=11億8500万トン
これに対して2005年実績は13億6400万トン(基準比+8%、目標比+15%)
EUが比較的順調に目標を達成しつつあるのに対して、日本は全く無策で、達成は早くも困難な状況にあります。